バフ研磨の原理

バフの加工不良のトラブルと対策

バフ不良として一番多い不良は「ダレ」があります。端面や角がダレる症状であり、対策として、より剛性の高いバフを使用することや研磨方向や作業方法を工夫することです。その他のバフ不良に「焼け」があります。研磨剤の塗布量が少なかったり、加工物が高温になることにより発生します。対策として、各材質に適した周速度と押付荷重とすることや弾性のあるバフを選定することにより防ぐことができます。また、研磨面の粗さやうねりが生じる「平滑度不良」「バフ目の不揃い」も起こります。この場合は、粗バフで平滑度を出したり、加工物の形状や大きさに合ったバフ幅を選定すること、送り速度、押付荷重を一定にすることにより防ぐことができます。光沢不足や光沢が白っぽくなる「光沢不良」については、仕上げのバフ素材、硬さ、研磨剤等の選定により対応します。

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